天理大学学報, Tập 43天理大学, 1991 |
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Trang 67
... 人間的な意味合いを異にしないのではなかろうか。確かに,人間にとって生が始まりな( 13 ) -ら,死はまず一次的な意味では終焉であり,一人の人間的な記録の完了であるという違いはなるほどある。だが、その日常的な個にも拘わらず,方は熱病からさめ、他方は ...
... 人間的な意味合いを異にしないのではなかろうか。確かに,人間にとって生が始まりな( 13 ) -ら,死はまず一次的な意味では終焉であり,一人の人間的な記録の完了であるという違いはなるほどある。だが、その日常的な個にも拘わらず,方は熱病からさめ、他方は ...
Trang 74
... 人間は重要なる無駄の儀式を執り行うことによって,そこに却って人間としての安定をも見出すのかもしれない。真に人はパンのみにて生きるのみならず,をもじるわけではないが,即物的にのみ人間は生き得るものではない。だが,このようにして,無為徒労に ...
... 人間は重要なる無駄の儀式を執り行うことによって,そこに却って人間としての安定をも見出すのかもしれない。真に人はパンのみにて生きるのみならず,をもじるわけではないが,即物的にのみ人間は生き得るものではない。だが,このようにして,無為徒労に ...
Trang
... 人間の知である。そして神についての人間の知は神のなかでの人間の自知まで進んで行く」。すなわち人間の自覚は神の中における人間の自覚であるとともに、それは根源的には神そのものの自己認識なのである。このような言明は、自らを神の立場にまで高めた ...
... 人間の知である。そして神についての人間の知は神のなかでの人間の自知まで進んで行く」。すなわち人間の自覚は神の中における人間の自覚であるとともに、それは根源的には神そのものの自己認識なのである。このような言明は、自らを神の立場にまで高めた ...